「中野武営を知ろう!」ワークショップ開催しました!!

中野武営顕彰会が中野武営の功績を紹介した本「ブエイ伝」を使って

「中野武営を知ろう!」ワークショップを開催しました。

中野武営研究家の直美先生を講師に「ブエイ伝」を3部構成にして、
朗読した後、その場面の解説しながら、

中野武営の生きた時代、香川県独立までの背景や人間関係を

説明していただきました。

今回のブエイ伝は、「香川県の独立編」になっており、
中野武営が高松藩士であり、幕末から維新にかけての

混乱する高松藩の様子や
何度も、県境が変わって漂流する香川県を、

あらゆる困難から独立の道に進めて行く

緊迫した様子などが描かれています。


このブエイ伝の最後は、

香川県独立後の「殿の里帰り」の章で終わっており

千代子(弥千代姫)にとっては、初めての嫁ぎ先詣でだった。

(この時、既に高松城は取り壊されていて。。「見せたかった」というセリフがあります。)


そして、到着が遅れて午前2時をまわっていたのに、

松平頼聡の家族、親族がつくと大勢の方が出迎えている様子が描かれており、

最後に武営さんの言葉で締めくくられています。


「オレの維新がようやく終わった」



とても深い言葉です。

武営さんの人物像を知れば知るほど、この意味が深いものになる気がします。

みなさん真剣に聞いています。


休憩後は、

直美講師のご同席での、意見交換会


中学生の参加者は、「香川県が何度も県名が変わったり、最後にできた県だったという事を初めて知りました」

他にも
「初めてブエイ伝を読みましたが、読んでいくうちに、情景を想像して泣きそうになりました」

「中野武営さんが、高松藩士だったというのを知らなかった」

「今の香川県があるのはこの人のおかげだと感じました。」

「香川の人全員が知っておく必要がある。学校教育でぜひ教えて欲しい」などの意見が出ました。


さらに「空海・平賀源内と並んで、中野武営はマルチすぎて一言で語れないので逆に難しい」という意見もあるように、本当に多くの偉業を残されています。


今回のブエイ伝は「香川県独立の父」編 でしたが、

この後のブエイ伝では、どんなことが書かれているか、今から楽しみです。


来年の夏休みも、また新たな「ブエイ伝」でワークショップをしていただきたいと参加者から、リクエストをいただいております。

最後になりましたが、
今回参加者全員に、中野武営顕彰会様より「ブエイ伝」と「中野武営DVD」
松風庵かねすえ様より「武営さん」と「缶バッチ」をそれぞれ提供していただきました。
この場をお借りして御礼申し上げます。


そして当初は、朗読映像を流す予定でしたが、やむを得ない事情により

本番直前になって急遽 朗読をお願いしたのにもかかわらず、引き受けてくれた末川さんには、感謝いたします。

着物を普段着にしちゃおう!

『着物を普段着にしちゃおう!』をコンセプトに着物生活実施中! 和の文化の現在(いま)と未来につなぐ活動を10名のメンバーで讃岐を舞台に活動しています。

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